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ZenFone3 Laserと一緒に海外旅行

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レンタルWi-Fiルーターがようやく認知されてきたところですが、1日あたりの利用料金を考えるとちょっと高いなと思ってしまう今日このごろ。

最近は空港の出発エリアを歩いていると「そろそろSIMフリー端末を買ってみようかな?」という会話が頻繁に聞こえてきます。そう、MVNOの安価なSIMの普及でSIMフリー端末単体でサクッと購入してすぐ使える時代になったのです(嬉しい!)。

しかしながら、今では有象無象のSIMフリー端末が溢れている状況で何を選べばいいのかイマイチわかりません。

今回はASUS via kuropon.mobiよりZenFone 3 Laserをお借りしたので海外に持ち出して使ってみようと思います。

シンガポールへ行ったらStarHubのプリペイドSIMをゲットしよう(2017年版) – 平日サラリーマン休日トラベラー

今回使用するSIMカードは、シンガポールStarHubのプリペイドSIMカードを利用。
万能なSIMカードで日本はもちろん、今回の渡航先となる中国、台湾、香港でも安価にデータ通信が可能です。

ZenFone3 Laserとは

ZenFone3 LaserはASUSが展開するZenFone3シリーズのローからミッドレンジあたりの位置づけとなり、アンダー3万円で比較的買いやすい機種となっています。
画面サイズは5.5インチとなっており少し大きめですが、ベゼル部分が細いためそこまで大きくは感じさせません。

最近のトレンドでもあるアルミ製ボディを採用。
更にサンドブラスト加工されており表面はサラサラ、質感はこのクラスながらなかなかのもの。
パーツ点数も少なめですっきりとしたデザインです。

欲を言えばカラバリがもっと豊富だと嬉しい。
今のラインナップだとシルバーとゴールドだけですので正直質感はいいけれど遊び心が足りない
結局のところ有象無象のSIMフリー機に埋もれている…という現状かなと思います。

カメラは出っ張りがあり、指紋認証センサーは裏面にあります。

ミニ&ナノSIM両対応

ZenFone3 LaserはデュアルSIM仕様となっており、ミニSIM(3FF)とナノSIM(4FF)のどちらのサイズにも対応します。

SIMはSIMピンを使ってトレーを取り外すことが可能。iPhoneのSIMピンが流用できました。
今のトレンド…というのはわかりますが何度もSIMピンを忘れてしまうことも経験しているため、出来ればSIMくらい特別な器具無しで交換できるようにしてほしいものです。

ナノSIMを使うとmicroSDカードが使えない

最近はナノSIMが一般的に使われていますが、このナノSIMをZenFone3 Laserに使用するとmicroSDが使えなくなってしまいます。
内蔵ストレージが32GBあるので十分だろうとは思いますが、やはりバックアップなどは外部メディアにもしたいところ。

もしナノSIMユーザーでmicroSDも使いたい場合はSIMサイズをミニSIMに変更するかSIM1にSIMアダプターと組み合わせて対処したいところです(トラブルのリスクを考えると素直におすすめできませんが)

国によってはミニSIMがまだまだ残っている

iPhoneでいくらナノSIMが採用されていても、まだまだミニSIMまでしか提供していない国、キャリアが沢山あります。その場でSIMカッターでカットしてもらうのですがバリや厚さの関係で大切な端末を故障させてしまう可能性もあるため、あまり積極的に使いたいとは思いません。

また、町中の商店などでSIMカードを買ってもカッターが無ければ使えないだけなのでホントどうしようもできません。

その点このZenFone3 LaserであればどちらのサイズのSIMカードに当っても安心です

カットしたSIMはあまり使いたくない…

DSDS(デュアルSIM、デュアルスタンバイ)対応※但し片方2G

ZenFone 3 Laserは2枚のSIMカードを入れることで2種類の番号の同時待ち受けが可能です。
しかしながら、片方はGSM(2G)となるため、日本や韓国では同時待ち受けをすることができません。

また、GSMについてはどんどんサービス停止が予告されています。

例えば
・台湾 2017年6月30日
・シンガポール 2017年4月1日

といった具合になっています。
GSMが停波したら…これまで使えていたDSDSは使用できなることを意味します。
そうなると今後は日本と同じく同時待ち受けは出来なくなります。

この点、上位機種となるZenFone 3の場合は4G+3Gのような組み合わせにも対応するため、まだ未来はあるのですが、ZenFone 3 Laserの場合このタイミングでこの仕様かよ!と言わざるをえません。

ローミングに優しい仕様

ZenFone 3 Laserでは、海外のローミングエリアに入ったタイミングでデータアクセスを許可するかダイアログを表示します。
ここでデータローミングを許可 or 拒否することでユーザーが望まない通信を未然に防ぐことが可能です

更に今回の旅行(ローミング)「だけ」アクセスを許可する設定や、今後どんなときでもローミングを許可する設定も可能です。

現地SIMもローミングも頻繁に使う私としては、今まで端末のデータローミングの切り忘れによる事故を何度も経験してきましたが、事前に警告をくれる仕様だと安心できますよね

TD-LTE対応!一応中国でも使える

中国の中でも高いシェアを持っている中国移動(China Mobile)は、主にGSM、TD-SCDMA、TD-LTEとGSMを除けば昔からちょっと変わった方式を組み合わせたサービスを提供しています(TD-LTEは今でこそメジャーになりつつありますが)。

ZenFone3 Laserでは、このうちGSMとTD-LTE(B38,B41)が対応しており、TD-LTEではB38が中国移動で使用されているバンドとなります。
正確に言えばB41内にB38が内包されている形となるため、完全に国内向けにチューンしたおこぼれ…というイメージです。

実際に使ってみると屋外では4Gで接続されますが、地下鉄や建物内に入るとEDGE(GSM)に落ちてしまいます。
日本でTD-LTE B41(AXGPやWiMAX2+)のみで通信していると思えばなんとなく感覚が分かる人はいるんじゃないでしょうか?えぇ、そんな感じです。

アジアでそれなりに使える対応周波数

TD-LTEをみると少し物足りない感じはありましたが、中国を除けば問題ないレベルの水準です。
世界中で広く使われているFDD-LTE B1/B3はもちろんのこと、香港で使われるB7にも対応。プラチナバンド的な位置づけとなるB8、そして台湾などアジアで使われるB28も対応しています。

FDD-LTE:B1/B2/B3/B5/B6/B7/B8/B18/B19/B28

TD-LTE:B38/B41

WCDMA:B1/B2/B5/B6/B8/B19

GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz

暗所で癖が出るカメラ

ZenFone 3 Laserの製品ページをみると

  • PixelMaster 3.0
  • レーザーオートフォーカス
  • ディープトレンチアイソレーション
  • リアルタイムHDR

といった一見「凄そう」な機能が並んでいるのですが実際の所どうなんでしょう?

実際の旅行ですべてカメラ任せのフルオートで撮影してみました。
補正などはしていませんが、あくまでもGoogleフォトでアップロードし圧縮されたものなので参考程度に。

結論から言えば華山1914文化創意産業園区の写真をみると他の機種と比べて暗所の弱さが目立ちます。

深水歩 – 串

ZenFone 3 Laserで撮影(Googleフォト経由)

Huawei P9で撮影(Googleフォト経由)

プラザプレミアムラウンジ – りんご

ZenFone 3 Laserで撮影(Googleフォト経由)

Huawei P9で撮影(Googleフォト経由)

Apple iPhone7(Microsoft Pix補正あり)で撮影(Googleフォト経由)

華山1914文化創意産業園区

ZenFone 3 Laserで撮影(Googleフォト経由)※16:9で撮影

Huawei P9で撮影(Googleフォト経由)

 

SONY DSC-RX100M5で撮影(Googleフォト経由)

Apple iPhone7(Microsoft Pix補正あり)で撮影(Googleフォト経由)

陽明山 – 大屯瀑布

ZenFone 3 Laserで撮影(Googleフォト経由)※16:9で撮影

Huawei P9で撮影(Googleフォト経由)

SONY DSC-RX100M5で撮影(Googleフォト経由)

Apple iPhone7(Microsoft Pix補正あり)で撮影(Googleフォト経由)

陽明山 – 葉っぱ

ZenFone 3 Laserで撮影(Googleフォト経由)※16:9で撮影

Huawei P9で撮影(Googleフォト経由)

SONY DSC-RX100M5で撮影(Googleフォト経由)

Apple iPhone7(Microsoft Pix補正あり)で撮影(Googleフォト経由)

まとめ

良い点

  • マイクロSIMとナノSIMどちらも使える
  • ローミング周りが親切
  • 質感

悪い点

  • サブ回線が2Gしか使えない
  • 暗所に弱いカメラ
  • カラバリ
  • 中国移動に対応するバンド

まとめてみるとこんな感じでしょうか。
確かに悪い点はいくつかあるのですが、この点の殆どは上位機種のZenFone 3で解決します。
自分が一体どう使うのか、どの程度の物を求めているのかで+1万円…いろいろ悩んでほしいですね。

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